リフォームといえば、一般的にはマイホームとして建てられた住宅が対象というのが相場ですが、住宅のなかに安置されている仏壇についても、やはり同様の方法があるのです。先祖代々にわたって受け継がれてきたものであれば、何十年、何百年という経過年数になっていることも想定され、これはマイホームなどよりも、よほど経年劣化を気にしなければならないというのは、感覚的にもよく理解できるところといえます。しかし、実際問題として、日頃からなじみのあることではないだけに、どのようなところに依頼をすればよいのかがよくわからないというケースもみられます。ここでは、仏壇のリフォームの内容や依頼先について、まずは基本としておさえておいたほうがよい知識や情報をご紹介します。

実際の内容はどのようなものなのか

経年劣化の具合によってかなり開きがある場合もありますが、一般的な仏壇リフォームの場合、もしも簡単にすませるのであれば、薬剤を使ってキズや色落ちがないようにていねいにクリーニングをして、新しい製品に近いつや、輝きに修復するといったことが挙げられます。この場合、わざわざ工場に運びこむようなことまではしなくても、自宅のなかに作業のスタッフが入って行うだけで足りてしまうことがあり、費用的にも安価であるといえます。また、観音開きになっているとびらの部分の蝶番が取れてしまったり、その他の金具が欠けてしまったといった場合には、その部分だけの修復ですむのであれば、同様にその場での交換や修理を行うことになります。いっぽう、劣化がひどく大掛かりに行うのであれば、魂抜きの供養をした上で、工場に持ち込み、職人の手で入念にクリーニングと解体修理を行い、組み立て直しや塗装などをすることになります。

依頼をする業者はどこが適当なのか

このような仏壇のリフォームを個人として依頼する場合、なかなか適当な依頼先がみつからないものですが、まずは地域にある仏具店などをたずねて取り扱いをしているかどうかを確認するという手段があります。こうした店舗では、仏具の販売をしているだけではなく、さまざまなサービスにも対応している可能性があるほか、自前で行わなかったとしても、専門業者につないでくれることがあります。また、そのほかにも、美術品や骨とう品などのクリーニング、修理を専門として行っていて、職人を雇っているような業者がありますので、仏具店を通した場合でも、最終的にはこうしたところに依頼が持ち込まれる可能性があります。さらに、仏具、墓石、葬儀などをトータルで行っているようなグループ企業もありますので、その形態であれば、グループのなかですべてが完結します。